▼ ゆめにおぼれて4*

「ねぇ、中々クるんだけど、その顔」

「しらな、ひゃあ、も、」

イくと目で訴えてきた
だめ。イかせない。

俺は悠乃のモノの根元を
指でキツく締め付けた

「やぁ、なんれ……」

呂律も回らなくなってるのを見て
笑みが溢れる。

悠乃の理性を壊す。
快楽に従順にさせる。

「イかせて、あげるから」

欲情しきった目を見て言う。

「俺が求めてる言葉いってごらん」

悠乃ならわかるよね?


促すようにモノに刺激を与える




すると俺の首に両腕を回してきた
距離が一層縮まる。


「っぁ…しの、のことすき、あいしてる」

初めて言ってくれた。


「ぁ、イかせてよ……んっ」


悠乃から紡がれた自分を欲す言葉に
止まらなくなった。


指をモノから離した
悠乃のモノから勢いなくつーっと白濁が流れる

「最高にえろい」

次の瞬間
激しく悠乃を突き上げる

「あ、うっ……んん」

「んっ、あぁナカ、俺らの体液でドロドロしてて気持ちいよ」

ナカのしまり良すぎるんだけど
俺もう限界


「出すよ」

「う、ふ…っ、おれも、ぁんん」

二人同時に果てた。

ナカから自身を抜くと
可愛い喘ぎ声と共に蕾から
俺の白濁がとろっと溢れた
ぴくぴくと蕾が動いている

ホント、えろいなー。
なんて頭の片隅で思った


「悠乃ごめんねー。手加減できなかった」

「しの………ばかやろ」

掠れた声で怒られた。

俺は乱れたベッドの上で胡座をかいて
横でぐったりとしている悠乃の
両脇を持ち上げて胡座の上に向かい合う様に座らせた。


こつん、と俺の肩に悠乃の頭が当たる

「疲れちゃったでしょ」

「……………ん」

「後始末、俺がやるから寝ていいよ」



そう言いながらしばらく
悠乃の頭を撫でてやると
規則的な寝息が聞こえてきた。


「俺の悠乃」


悠乃は真逆かも知れないけど
生涯はなれていかない確信よりも
俺は言葉が欲しい。

実感したいんだよね。

もちろん確信も欲しいけど
俺は悠乃から離れることはないし
悠乃も俺から離れることはない。
何処からか湧く自信。


だって俺、悠乃の性格とか
声とか仕草とか、てか全部
大好きだし、愛してるし。


悠乃の身体をお姫様抱っこで持ち上げた
毎回その軽さに驚く

俺は鍛えてるから筋肉あるけど
悠乃はひょろひょろの華奢だから
壊さないか心配になる。


悠乃抱えて風呂場に向かう最中
そんな事を思っていた。



その後風呂でナカから指で白濁を
掻き出した。


くぷっ、と指を2本挿れて
ナカで広げる
すると自分が吐き出した欲望がどんどん
垂れてきた。
その量の多さに溜息がでる。

「ん、……ふ」

寝てる筈の悠乃から漏れる
喘ぎとか仕草に自身が再び熱をもち始めた。

ソレをみて

「はぁ、どーしようもないんだよね俺」

もう笑みが出る。
もう悠乃以外に勃たなくなるかも、
本気でそう思う。


「どんだけ悠乃の事、好きになればいいんだろ」

悠乃の身体を隅々まで綺麗にした頃には
俺、自身は痛いぐらいに勃ち上がってた


「…しょうがないよね。生理現象だしさ」


悠乃を風呂の壁に寄っかからせて
自身を扱く

「…もうさ、悠乃ぐらいだよ」

こんなにムラムラ止まらないの


さっきの悠乃の声、表情、仕草を
思い出しながら自身を揉みしだく


寝てる筈の悠乃に見られてるような、
という馬鹿な意識までしちゃったもんだから
興奮が止まらない。

「は…っぁ」

ちらりと悠乃の寝顔を見たら
欲望が溢れた。
白濁が悠乃の顔に飛び散る


「はぁ、はぁ……」

ごめん、と寝てる悠乃に謝り
顔を拭いた


下着だけ着せて
ベッドに運んだ
もちろん俺も下着だけ、


使い物にならなくなったシーツを
ぐちゃぐちゃに丸めて捨てた

真新しいシーツを敷いて
その上に向かい合う様に抱き締めた。


腕の中ですやすやと寝ている
悠乃の頬を撫でた。

「おやすみ、悠乃」



静かに目を閉じる


朝になると怒られるなぁ
今回は相当暴れた気がする。

悠乃の腰に腕を回して
身体を密着させながら
俺は深い眠りについた。

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