星屑ネオンカラー


(従兄弟社会人×高校生)


朝。
意識が浮上した。

「んん"」

まぶい。…どっちかというと目を開けたくない

「お、ちおちゃん。 起きた?」

本当に眩しくて枕に顔を埋めていたけど、とある従兄弟の声を聞き嫌々ながらそちらに顔を向ける。

ああ、眠い。ぼやけてる。
声の主。まぁ普通に従兄弟がそこにいてニヤニヤしながら顔を覗いてきた。

「うざいんですけど」

「ぶは…!朝から毒舌かよ」

はぁ、昔はあんなに可愛かったのに…まめちおに戻れよ、と言葉をこぼすこの人物。光(ひかる)さん。
彼の言うまめちお、とは幼かった頃の俺を指している。

「…なんですか。俺に"ひーくんだいすき"って言われてた時代と同じようにしろと?」

「うん」

「…本当に気持ち悪いんですけど」

ため息が出る。
高校生がそんなことするわけ無いでしょ
しかも、7つも離れた従兄弟に。

あ、挨拶。


「……おはようございます」

「おう、はよ」

「…ねむ」

「おい、やっと起きたんだ寝るなよ千織(ちおり)。」

「だって今何時?」

「えーと、 6時半ぐらい」

「はやすぎ」

もう少し寝せてくれたって…


ねれそう…

「あ、こら、寝るな」

「いでっ」

デコピンとか……笑
何歳ですか
それでも俺は屈しない、寝るって決めたんだ
というか目があきません

「ちおー。ちーおちおちお」

煩いな。

「ちーおー… ?、寝た?」

「寝てないし」

寝れないの間違い。うるさい
寝るか寝ないかの間なんだよ、邪魔しないでよ全く

「うわっ、 吃驚した」

「…」

「なぁ千織」

「んー」

「今日、朝何にする?」

「…ん」

「ねむい?」

「ん」

「オムライス?」

「ん」

「適当かよ」

「…すー(吐息)」

「まぁ、いいか。可愛いし」

朝、微笑みながら俺の髪を撫でるのが従兄弟さんの何気ない日課であった。
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