真夏のとある一日


(幼馴染脱力系の2人)

「んん」

寝苦しくて起きた真夏の朝
外でセミのミーンミンミンミーという煩い鳴き声を聞いてたら脱力感が俺を襲う

「あっっちぃ」

なんでこんなに暑いんだよ。
ありえねえ
エアコンの温度を下げようと手元のリモコンを手探りに探していたら背後から呻き声が聞こえた。
その相手は振り向かなくとも分かる

「ん"ー。……………あついな」

「…ッおまえのせいか」

通りで暑いわけだ
真夏に。しかもむさ苦しい男二人がベッドに寝てるなんて罰ゲーム以外の何者でもないと俺は思います。

「なんで、ひさめがここにいんだよ。昨日はお前がソファーって言っただろ」

「りんが寝てるから俺も寝ようと思って」

「……言葉のキャッチボールがお前とうまく出来ないよ」

「あ"ーづーい"ー」

「う、わぁッ」

後ろから抱き締められる
あぁ、駄目だ。
暑すぎて汗かいてきた

「だったら抱き締めんな」

「あれ、汗かいてる…いいにおい」

くんくんと汗ばんでる首筋の匂いを嗅がれる
いい匂いなわけないだろう。


「…いつから変態になった」

「おれは変態じゃない」

「じゃあ離せ」

「なんかりんって守りたくなる」

「は?」
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