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25話(先生父、探偵事務所来訪す:2)

「そうだった忘れてた」

持ってきた鞄から小さな箱を取り出した

「由行、プレゼントあるからおいで」
『ん?』

手を差し出すと小さな箱を手に乗せた

「棗に子どもができたらって準備してきたんだ。開けてみて」

開けると中身は指輪だった

『指輪!?!?』
「うん指輪」
「ダディ、言葉足りない」
「あ、ごめんごめん。それ、元は針なんだ」
『針ぃ!?』
「ダディ、端的過ぎ」
「えっと、それの元は針で淡島神社で頂いてきた針を『再構築』して指輪にしたんだ。淡島神社は裁縫の神様がいるからね。で、縁結び神社で祈願してきた」
「…まさか、由行の能力調べた?」
「いぇ〜す」
「ダディ…!!」

v(´・∀・`*)vとしているキアランさん
確かに「縁」を繋ぐ僕と「裁縫針」は相性がいいと思う
歌のように「縁」で織物ができるかもしれない

「よーし!実戦あるのみ!」
「だ、ダディ…無茶過ぎ」
「外に出てね〜」

事務所の外に連れ出され外に置かれていた車(高いやつだ!)に乗って連れられた先は自然公園

「うちの敷地だから自由に使ってね!じゃ、誰から先にやる?」
「誰から…って、わしも含まれちょるか?」
「勿論」
「ならおまんとわしじゃ」
「おっ、やっちゃう?いいよぉ〜」
『頑張って以蔵さーん!』
「任せちょけ!」
「じゃあ私はこれで〜」

鞄から取り出したのは

『かっ、かわいい!』
「ひゃ〜wおふざけ武器ww」

よくある「黒板指差すやつに猫の手付いたやつ」をヒュンヒュン振り回している

「おまん、わしを馬鹿にしゆうがか?」
「まあまあまあ〜」

ヒュンヒュン振り回して遊んでいるのにぶち切れた以蔵さんが突っ込んできた

「私の能力を見せようと思うんだ」

以蔵さんが刀を掲げたがそれをレイピアで防いだ

「こんな感じの能力です☆」
「あぁ〜そうだったね」
『えっ?えっ?』
「なんじゃ!?」
「初見だと大体気付けないんだわ、あれ。あはは」
「私の能力は「変造」。認識した物質を変えて違う物体にする」
「だからにゃんにゃん棒がレイピアになる」
『にゃんwにゃんw wかわいいww』
「で?やるか?やらんのか?」
「じゃ、仕切り直そっか」

レイピアを振り下ろす
ガワが外国人だから凄く格好いい

『はわわ〜棗さん頑張って〜』
「おじいちゃん頑張るよ〜」
「いや、以蔵さん応援しろよ…」

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