×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -




24話(先生父、探偵事務所来訪す:1)

ドアを開けたら目の前に明らかに外国人男性が

『ファーッ!!!?』

英語喋れない詰んだ!

「やっほー、かわいいちびちゃん。棗居る?」
『先生先生外国の人来たどうしよう英語分からない!!!!』
「いや、明らかに日本語喋っとったじゃろ」
『無理無理無理!((゚Д゚;)』

急いで二階にいる先生に言おうとしたら先に男性がすり抜け二階に上がっていくとドアを開けて入っていった

『ちょっ…!?』
「グッモーニーン!!マイボーイ!(゚∀゚)ノ」
「ギャーッ!!!!」
『先生!?』

ドタンバタンと凄まじい音を立てている部屋に飛び込むと男性が先生を抱きしめていた

「な、な、な、何でダディが…!」
「たまには息子の顔を見に来ちゃ悪いか」
「先に連絡してよ!」
「おいで〜、おじいちゃんだよ〜」
『ファ!?』
「棗、もしかしてだけど説明不足?」
「だって来るとか思わなかったし」
「はぁ…」

男性がこちらに向き直ると恭しく挨拶
凄いよく似合ってる

「初めまして、棗の父の葵だ」
『せ、先生のお父さん…外国人?』
「義父だから。つか明らかに今名前日本人の名前だろ」
『先生養子だったの!?』
「うん。言ってなかったっけ?」
『聞いてないよ…』

しかし先生と「親子」と言われたら違和感はちょっとしかない。というか何か格好いい、好き

『はわわ〜///』
「わー、面食い」
「おじいちゃんだぞ〜」
『格好いい…やばい…』
「確かにダディは格好良いよね」
「ちなみに現代の魔術師ですよ」
『魔術師なの!?』
「いぇーい、ぴーすぴーすv(´・∀・`*)v」
「こんなふざけたのが魔術師とかびっくりするだろ(笑)」
「なんぞ…えらいことになっちょるなぁ」
『あ、以蔵さん』
「どうも〜」
「ほぉ〜」

以蔵さんも興味津々で眺めている
格好良いよね!

「そうじゃ、『一条』の名はどこから来たんじゃ?」
『あ、本当だ。葵さんはガワは外国人だもんね』
「おじいちゃんでいいよ。『一条』は私の祖父が日本人で棗は私の親戚だったから」
『へ?』
「この人、僕の母の従兄」
『ガチの親戚なの!?』
「「うん」」

そら似てるわ!!
僕と先生みたいに赤の他人かと思った!

[ 28/33 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]