res

2/20聖歌を灯す朝焼けの庭読ませていただきました。佐野くんもヒロインさんも真一郎くんが死んでしまったことを〜様

『聖歌を灯す朝焼けの庭』、お読みくださりありがとうございました。真摯なお言葉を送ってくださり、重ねてお礼申し上げます。
切なくてかわいそうな二人という関係性へのお言葉がとても印象的で、聖歌の根底にはこれがあるなぁと思いました。私自身切ない二人が二人でいることの意味を見出していくお話が好きなので、そういった嗜好が全面的に表れたお話だなと感じております。挙げていただいたマイキーが「真一郎じゃないよ」と言う場面はまさにその頂点で、私も心苦しい気持ちで暴れ回りながら書きました。「マイキーが救われるようなお話にしたい」と書き始めた聖歌でしたが、書いているうちに「あの壮絶な人生を送る佐野万次郎に対して容易には救いたいなどと言えないぞ…」と考えるようになり、一人ですべてを抱え込んでしまうマイキーにこれ以上何かを訴えかけるよりも、マイキー自身が夢主と一緒にいたい、夢主と一緒にいる未来を生きたいと思えることが大切かもしれないと思うようになりました。どれだけ辛い状況でも人に弱音を吐けないマイキーから「真一郎じゃない」という言葉を引き出すために、さらに追い打ちをかけるよう辛い状況に追い込んでしまったので、「何でこの人いつも辛い状況にいるんだろう」というお言葉がダイレクトに刺さっております。私も当時書きながら「なんでよ!」と喚き散らしていたので、そんなところまで伝わるんだなぁと改めて書くことの楽しさを実感しております。
原作ではとうとう万次郎の「助けてくれ」を見ることができましたが、私なりに辿り着いた「ずっとそばにいる」という夢主の答えも受け取ってくださりありがとうございました。佐野万次郎、絶対に幸せになってほしいですよね。佐野万次郎の幸せを見届けたら、聖歌の二人の幸せももっと書きたいと思います。
2月にメッセージを頂いていたにも関わらず、お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。真摯的なお言葉がとても嬉しく、大変励まされました。メッセージを送っていただき、ありがとうございます。


- ナノ -