たゆたう詩声 | ナノ



no less



電話をわざとでないで待ってみる
今月はわたしが掛けるのを増やそう
そう思いつつ自分から掛ける勇気
見当たらないのドコに落ちてるかな
知らないフリなんてきっとできない
そこにあなたの姿を見つけたら視線は
周りの何かを気にすることもなく
奪われて手元の仕事は自然と忘れる

きっと この恋ほど他に
見つかりようないぐらいに
あったかくて やさしくて
離すに離せない心地よさ

寒かったらこっちおいで
暑かったら離れてしまえ
なんて意地悪言わないで
笑ったままで両手広げて
わたしがおさまるまで
待ちつづけて


イエスとノーでこの世はできてる
ハズだったけど新しいわたしの世界
あなたがここに住み始めてから
ノーの書き方も言い方も忘れた
心の中まで覗いてみたいと思わない
今放った言葉がほんとかどうかを
確かめる手段がないんだけど
分かってるって言い切って欲しい

きっと この恋ほど他に
見つかりようないぐらいに
あったかくて やさしくて
放すに放せない心地よさ

会いたかったら口に出して
遠くに行っても探さないよ
なんて意地悪言わないで
笑ったままで両手広げて
わたしがおさまるまで
待ちつづけて


きっと この恋ほど他に
見つかりようのないぐらいに…



2010.10.06



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