たゆたう詩声 | ナノ



あの雲



アタシのあげた旅のお土産
アナタは壁に飾ってるのかな
この存在を植え付けるように
小物がだんだんと増えていく
お部屋の中でもアタシのコトで
いっぱいになればいいのにって
選びながら1人笑って悪だくみ

ほんとは隣で頭をポンッと叩く
アナタが居てくれるコトが一番

あとには引けない
この恋を終われない
誰にも負けない
アナタを渡さない
進むしか頭にない
あの流れる雲のように


ロウソクをたてて祝うは誕生日
ロールケーキの味はもちろん
アタシの思った通りにおいしくて
プレゼントをあける瞬間よりも
小瓶に入った小さな巻物の手紙
それをあけて書かれた文字は
アナタが思った以上にウレシい

ほんとは隣で次の日になるまで
アナタが居てくれるコトが一番

あとには引けない
この恋を終われない
誰にも負けない
アナタを渡さない
進むしか頭にない
あの流れる雲のように


あとには引けない
この恋を終われない
誰にも負けない
アナタを渡さない
減らすつもりはない
この愛情の加減
他にはわからない
アタシの心臓の鼓動
増え続けるキモチは
知らぬ間に進んでく
あの流れる雲のように



2010.09.08



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