たゆたう詩声 | ナノ



rigid



窓の外に見えたアナタの姿に
こっちを見ないかなとか思いつつ
バレた時のドキドキを考えると
あんまりじっとは見つめられない
まるで知らないふりをしながら
電話越しのアナタの声に無表情
心の中では少しラッキーだなんて
さり気なくアタシなりに幸せ感じる

装いに苦労する
周りに聞こえてしまうぐらい
胸の中が鳴り響き
止まらないよ

嫌いなふりなんてできない
目で追わない日はない
他人に気づかれても
もう構わないよ
アタシの一途な想いに
アナタは叱るのを忘れて
きっと諦める


電話してもいい?だなんて聞く
その質問でも緊張してるんだ
番号とアナタの名前を携帯に映し
発信を押したって予想はついてる
一言目に戸惑い隠せなくなって

装いに苦労する
アナタに聞こえてしまうぐらい
胸の中が鳴り響き
止まらないよ

何ともないふりなんてできない
想わない日はない
他人に気づかれても
もう構わないよ
アタシの一途な想いに
アナタは叱るのを忘れて
きっと諦める


何ともないふりなんて嫌い
繋げない手を振らない
大好きって叫んでみたい
他人に気づかれても
もう構わないよ
アタシの一途な想いに
世界は呆れて叱らずに
きっと見守る



2010.08.12



[ 616/896 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -