たゆたう詩声 | ナノ



ペンキ



興味を
持ったあの日
君は僕の胸元に
赤い絵の具を
塗り込んで
そっぽを向く

その小さな
目印はどうしても
消えなくて
いつの間にか
頭から足下まで
かぶさった

歩くたびにバレて
見てるだけでもバレる
1人じゃ心細くて
僕は当たり前に
君を赤く塗ったくる



2011.03.22



[ 709/896 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -