たゆたう詩声 | ナノ



女の子時間



鏡越しにいつも思うの
選んで着飾った自分を見て
アナタのスキなタイプを知らないと
自分と正反対だったら
何だか切なくて胸が痛むから
勇気が出なくて聞けないまま

眼鏡を外して マスカラつけて
照れたら自然に 頬紅ができる
“いつもよりカワイイよ”
思われたい 言わせたいよ

わたしは子供みたいに 泣いたり笑ったり
あなたを忙しくさせるけど
感情が増えてくのは
あなたをスキで 大好きだから
表現が不器用なだけ


あなたは今何をしてるの
知らないヒトと仲良くしてるの
そんな悲しい妄想を抱きながら
携帯とにらめっこして
来もしないメールを待ちわびて
我慢できなくて結局メールする

本文見ながら にやけたお顔
バカの一つ覚え 口元押さえた
“言いよう無いぐらいスキでスキで”
思われたい 言わせたいよ

わたしは子供みたいに
会いたいとワガママ
あなたを忙しくさせるけど
感情が増えてくのは
あなたをスキで 大好きだから
思い出を作りたいだけ



2010.05.23



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