たゆたう詩声 | ナノ



a caged bird



アナタはいつも私のコトを見てた
飽きもせず苛つきもせずに
それは優しさより愛だって
気づかない ホントは分からない

自分に自信がないのかも
本当に愛されてるという実感
疑り深いのは折り紙つき
いつからなのか覚えてない

触れる距離にあったから
そこのウサギに触ってた
暖かいから 動かないから
鳥かごの中に視線を向けながら

意地悪じゃない 意地悪なのかな
こっちを見て欲しいから
構って欲しいから
だから だから


死んだウサギは冷たいけど
かごを開けたら飛び立って
二度と戻らないよ
アナタは アナタは
私のコト 愛してないから

冷たいウサギに花をあげる
もう温かみは無いけど
空っぽの鳥かごを見ながら
泣いてみようかな


わかってたはずなのに
わかってたはずなのに

愛されてるというコト



2009.05.23



[ 624/896 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -