たゆたう詩声 | ナノ



イチバン



心が淋しくて 指先で触れる
画面の文字は冷たかった
一頻りに不安定な想いを
キミに押しつけられずに
涙に変える

鳴り響いた携帯電話 目を伏せて
そっと触れてみるけど
間違い無く キミでは無いの
優しい言葉を与えたって
響き続けるのは キミだけの
“愛してる”と“離さない”


どんなに切ない夜にも
どんなに寂しい夜にも
今キミを想えるなら
それだけで いいよ


優しく微笑んだ わたしはキミの
一番になりたくて
心で泣いてても 微笑み続けるよ
キミを大好きで
キミを大好きで
どうしようも無いから



知らないアノ子が キミを知ってて
わたしは少し妬いてみた
そっと抱き締めた子猫に
そっと頭を撫でた妹に
ヤキモチしてたら 笑われた


どんなに嫌いな明日でも
どんなに不安な明日でも
今キミを想えるなら
それだけで いいよ


優しく微笑んだ わたしはキミの
一番になりたくて
心で泣いてても 微笑み続けるよ
キミが愛しくて
キミが愛しくて
どうしようも無いから



優しく微笑んだ わたしはキミだけの
一番になりたくて
そっと与えて くれた言葉たちを
大事にして
抱き締めて
微笑み続けるよ



優しく微笑んだ わたしはキミだけに
届けたいウタを残して
そっと

消えたいよ



2007.08.24



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