たゆたう詩声 | ナノ



whitewashing



君は愛してはくれない
綺麗な言葉でかためて
表面を優しく撫でて
そして 笑って 嘘を吐く

君がどれほど言葉にしても
私は素直に頷いたことは無い
裏側では冷たい指先
そして 笑って 本音を囁く


悪循環に苛まれて
私は行き帰りを繰り返し
そうして また 辿り着く
君の腕の中に


愛されることを恐がり
受け入れられないまま
素直にハイと言えずに
私は泣いたままで‥


君の心の全てが欲しくて 嘆いても
君の傍には居られない 焦がれてしまう

ドロドロにとけて
流されて行く



私が居なくなった
君の心の全てが欲しくて 嘆いても
君の傍には居られない 焦がれてしまう

ドロドロにとけて
流されて行く‥


私がどれくらい愛しても



2007.08.29



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