ねた

** 嫌いって言ってもらった
木花
「嫌い」
「そうか」
「…だいっきらいだ」
「うん」
「…きらいだ、ばぁか」
「…わかったから、泣くなって。俺はお前のことが好きだよ」
「…ばか。きらい」
「うん、ごめんな」
「お前のそういうとこがきらいだ」
「知ってる。俺はお前のそういうとこ好きだぞ」
「ばかじゃねえの」

瀬古
「嫌いだ」
「今更っしょ」
「そうだな」
「でも俺は好き」
「…変な奴」
「それに付き合ってる古橋だって変だぜ」
「それもそうか」
「だろ」
「古橋は俺のこと嫌い?」
「…嫌い、ではない」
「あいまいだな」
「好き、の部類には入ると思う」
「そか」
「…あいまいで悪いな」
「それだけで十分」

ザキ原
「嫌い」
「いきなりだな」
「うん。ザキ嫌い」
「おう」
「それだけ?」
「どうせまたお前の遊びだろうが。反応してらんねえよ」
「…ひどくね?」
「お前こそ、嫌いって言われる俺の気持ち考えたことあんのかよ。俺に嫌いって言われたいか?」
「…やだ」
「ならもう言うな」
「はーい」


――――――――――――
なんかよくわからないことに


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -