ねた

** ネクロフィリアな木吉さん ※注意
「花宮、花宮は俺のこと好きか?」
「すきー」
「そうかー。…死体が好きな俺と、死体が嫌いな俺、どっちがすき?」
「えー、んー、…んー?」
「はは、ちょっと難しいかー」
「おれはどんなきよしでもいいよ!」
「ありがとうな花宮ー」
「したいがきらいなきよしはきよしじゃないだろ?」
「その通りだ」


「なーきよしー」
「どうした?」
「うわさだけどなー、あっちにきれいなしたい?があるんだとよ」
「ほう?」
「おんなのひとらしい」
「森のほうか」
「いくのか?」
「ん?なんで訊くんだ」
「きよし、したいすきだろ?」
「花宮が行くなというなら行かないが」
「ふうん?」
「花宮の方が綺麗だからな」



「なあ、なにしてんだ?」
「ああ、飛び散ったものを中につめこんでいるんだ」
「ふうん?」
「…みんな、この姿は見たくないみたいだ」
「…へえ」
「乱れた姿も美しいのに…仕事だから戻すけど、仕事じゃなければこのまま眺めていたいくらいだ」
「これはうつくしいんだな」
「ああ。美しい」


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ネクロフィリア(死体愛好家)
そんな木吉と幼女花宮


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テーマ「人外ファンタジー」
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