501号室では亡くしちゃだめ
戯れのブランチ
デザートは誰でも
その鏡は割っておいてよ
甘酸っぱい場所に戻る
路地裏の慕情
オルゴールと死んだロマンス
街灯に燦くあの子の小指
真白は街角に捨ておいて
軋んだ四肢には花が似合う
ほら、やっぱり
わたしをあいした夜のこと
踊り場で泣いた朝のこと
その窓から夜は見えない
大人のふりした彼らの話
夜更けの愛は難くて果てしない
今夜もいつもの冷たい肌で
一等欲しかったあの星はもう
君の子宮が返せと言うから
あいつと恋して死ねたらいいのに
僕を遮るその前髪がどうしたって愛おしい
そろそろ僕ら海に還ろうか
枯れたショートケーキ
忘れていくのが僕らだから
その腕のなかで息を詰めて