肌をすべる灯り
かわいそうな僕を飼う
こんな夜はいけないことしよう

握りしめた花束に埋もれて君が死んだことに気づけない

あの色に酔う
僕らの恋は書き記すほどでもない
絆された閲覧者
わるいあの子は空を見ない

青い金魚を笑った日

たいして寂しくはなかったけれど
静寂を彗星まで
ぼくのなかまで游いでおいで
あのこのためのメリーゴーランド
さよならとうたう貝殻

くちびるを彩る熱
たったひとつの恋すらだめ
哀れ、プリーズ、穏やかであれ

あれがぼくらのわるいこと
その記憶の屑が今日の僕らを傷つける

素足と星屑と花
鋭利なユニコーン
彷徨ってるふりは嫌い
不恰好なお伽噺
ふたりが描く白昼夢
星をころせと言うから
その心臓のそばに私がいたら良かった



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