JUNK2008
◆白サガでも
「溜息などついてどうしたのだサガ」
「…ときには地上の果物を…いや、なんでもない」
「果物を食いたいのか。ザクロなら地上のものと変わらんだろう」
「そうだな…神であるお前ならば、地上の食物を手に入れることなど容易いと思ったのだが、贅沢を言った」
「……」
「……」
タナトスの離宮に訪れる暫しの沈黙。
「と、取ってくれば良いのだろう!」
「ありがとうタナトス。お前は優しいのだな」
柔らかく微笑む白サガ。しかし物腰が丁寧なだけでほぼ強制なのだった。
2008/4/1
四月馬鹿ネタの一環。当日拙宅はサガ×タナサイトになっておりました。
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