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やはり緑間は良くやる。
私は先程の端から端のゴールまでシュートを打った緑間を見詰めて溜息を吐く。
すると、真横にいた一十木くんが私の肩を叩いた。
「……あんなのどうやって止めるの?」
そして、首を向けた先には瞳をキラキラと輝かせる彼と目が合い私は苦笑を浮かべながら首を横に振るう。
「分からないけど、黒子くんならやってくれると思う……」
何だかんだでバスケ部員が嫌いだった私だけど、何故か彼にはあまり嫌悪感を抱かなかったのは嘘ではない。
「ただ……」
私は先程まで戦っていた赤髪くんを思い浮かべて眉を潜める。
「ただ……?」
「ううん、何でもないや」
私は思い浮かべた可能性を頭を振ることにより危惧であって欲しいと願った。
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