寝相
*ポニ島で野宿することになった
ソウヤ「お前、寝相はいい方か?」
リーリエ「悪いと言われたことはありませんけど」
ソウヤ「そうか、よかった」
リーリエ「ユヅルさんは悪かったんですか?」
ソウヤ「ああ、寝てる間に蹴られまくった。一緒のベッドで寝た時なんて、必ず蹴落とされたし」
リーリエ「それでも一緒に寝ていたんですね」
ソウヤ「ずっと一緒に旅してたから、仕方なくな」
リーリエ「ふふ、わたしはこんなふうに誰かと寝るのは久しぶりです」
ソウヤ「そっか、そうなるのか」
リーリエ「ええ……」
ソウヤ「……」
リーリエ「……」
ソウヤ「……今だけ、俺のこと母様って呼んでもいいぞ」
リーリエ「えっ……いえ、遠慮しておきます」
精一杯慰めようとしたつもり