女扱い
ユヅル「ソウヤ、見ろ! さっき買ったスカート、可愛いだろ?」
ソウヤ「また女装か」
ユヅル「なにもおかしくないだろ! ボクだって女の子なんだから!」
ソウヤ「そんなに地団駄踏んでると、パンツ見えるぞ」
ユヅル「なっ、変態!」
ソウヤ「一応女扱いして心配してやったのに」
ユヅル「ソウヤにはデリカシーってものが足りないんだよ。もっと紳士的になれないのかい?」
ソウヤ「具体的にどうすればいいんだ」
ユヅル「昨日見たドラマの主人公みたいな感じ」
ソウヤ「じゃあ、……そこ、段差あるから、お手をどうぞお嬢さん」
ユヅル「……」
ソウヤ「なんか言えよ」
ユヅル「自分でも理不尽だとは思うんだけどさ、ソウヤに女扱いされると気持ち悪いな」
ソウヤ「そうか、俺も心にもないこと言って吐きそうだよ」