ラブレターの日×非道
ミスミ「今日ってラブレターの日らしいな」
N「キミはやけに変な記念日ばかり知ってるね」
ミスミ「さっきテレビでやってたんだよ。まあ、オレたちには縁のない日だけどな」
N「……そういえば」
ミスミ「なんだよ、なにかあるのかよ裏切り者め」
N「まだあの城にいた頃、傷ついたケンホロウを見つけて保護したことがあってね。話を聞いたところ、カレは手紙を届ける途中だったんだ。その頃のボクはまだニンゲンがポケモンをこき使っていると思っていたから、義憤に駆られてその手紙を破り捨ててしまって」
ミスミ「うわあ……」
N「この間、偶然そのケンホロウと再会したのだけれど、あの手紙はラブレターで、ボクが破いてしまったせいでカレのトレーナーが失恋してしまったと怒られてしまったよ」
ミスミ「この極悪非道め」
N「だが、そのくらいで失恋するくらいなら、最初からうまくいかなかったのではないかと思うのだけれど、ミスミはどう思う?」
ミスミ「とりあえず、お前はギャロップに蹴られても文句は言えないと思う」