>> 後書(凪あす)
『いつか、そのうち』

一線越えるまではいかないけど、ちょっとだけ関係が進んだ紡ちさでした。

一線越えるまでは夜に二人きりで過ごすのは紡の部屋ではなくちさきの部屋のイメージがあります。我慢できなくなったらすぐに距離をとれるように。
この話に至るまでに、何度もこれ以上一緒にいたら我慢できなくなるなって瞬間があって、そのたびに紡はそっと離れて自室に戻っていってました。そこら辺も入れたかったのですが、入れる隙間がなく。

まあ、そういう経緯があってのちさきの「キス以上のこともしたいの?」でした。
ちさきはこういう発言できるかなと悩みましたが、意外とちさきは大胆な発言することあるし、はじめてディープキスされて頭働いてないからいけるかなと。
この時のちさきは「したい」と肯定されたらどうしよう、とか考えてなくて、我慢してる紡がつらそうだからどうにかしてあげかっただけです。ちさきの性格上、紡に告白されて拒んだことに罪悪感抱いてそうなので、もう紡のことを傷付けたくないでしょうし。
それも紡はわかっていて、ちさきの気持ちが追いつくまで待ってくれるんだろうなと思います。それはそれとして、ぐいぐいいくとこはぐいぐいいくけど。なんならこの話から初夜の話まで二週間もない気はするけれど。まあ、この話で言質はとったし、しばらく遠距離になるから紡も我慢できなくなったんだと思われ。

最後の「じゃあ、そのうちな」のとこ、最初は「じゃあ、明日」「明日!?」「冗談」というやりとりを入れるつもりでしたが、こういうとこで紡は冗談言わなさそうだなと没になりました。
でも、やりとり自体は気に入ってるのでここで供養。
(2023/07/31)
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