>> 凪あす
1話の要の「このままもしまなかがいなくなったらちさきの隣にいるのはちさき」発言、最初は美海や紡の中にあった目覚めてほしくなかったという気持ちに近いものがちさきにもあったのかなと思っていたけれど、色々考えていたらそういうわけではないのではないかと思い直しました、というメモ書き。
思考を整理するために書き殴っただけなので、読みにくいしあまり纏まってません。

ちさきって光に振り向いてほしいという気持ちがまったくないわけではないだろうけれど、一番の望みは「幼馴染四人でなにも変わらずにずっと一緒にいたい」で、だから光にはまなかを好きでい続けてほしかったし、まなかにはずっと光に守られていてほしかったんですよね。
そもそも、ちさきが好きなのはまなかを好きな光ですし、光がまなかを諦めようとしたら変わらなくていいって言うし。

ちさきが「もしまなかがいなくなったら〜」という言葉を思い出したのは、まなかは紡が好きなんじゃないかと考えていた時なので、ちさきがその時考えたまなかがいなくなって光の隣にちさきがいる状況は、まなかが紡と結ばれて地上にいってしまい失恋した光の隣にちさきがいるという穏当なものであるけれど、実際にそうなったらちさきはすごく嫌でしょうね。まなか以外を好きになる光を(たとえその相手が自分だったとしても)ちさきは見たくないと思う。
だから、紡に対して「これ以上まなかに優しくしないであげて。まなかには光がいるんです」と呟くし(完全に余談だけれど、この発言後々ちさき自身に返ってきてますよね。光を好きでいないといけないのに、優しくされて紡のことを好きになってしまったのはちさきなので)。
ちさき自身なかなか気付けなかったけれど、まなかを好きな光が好きという気持ちはかなり根が深いのではないかと思う。
その辺美海や紡と質が違うので、この二人の「目覚めてほしくない」とちさきの「まなかがいなくなったら」を同列に考えてしまうのは違うかなと。

なので、ちさきが心のどこかでは「まなかがいなくなったら」と本気で考えていたとするよりは、単純に要に言われた言葉を思い出してしまったせいで、それが自分自身の考えだと思い込んでしまったとする方がしっくりくる。
結構あると思うんですよね。他人に指摘されたことを自分自身の考えだと思い込んでしまうことって。
個人的にまなかの紡への気持ちもそれに近いものがあると思っていて、まだよくわからない状態なのに周りからまなかは紡が好きなんだろうといったことを何度も言われるから、本当にそうなのかと勘違いしてしまうところはあったんじゃないかなと。
ちさきもまだ光への気持ちをどうしたいのか定まっていない時に「まなかがいなくなったら〜」と言われてしまったせいで、自分が本当はそれを望んでいるのではないかと思い込まされて、それで余計に思い悩んでしまったところはあるんじゃないかと。
(2024/02/15)
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