凪あす
おふねひき成功ifを書いた時、紡ちさの関係ははなんとなく気になる人の延長というイメージで書いていたんですが、ということは原作はそうではないのかと今更気付いた。
なんというか、おふねひきをきっかけに急激に状況が変わって、紡とちさきの関係もそれまでと同じ或いはその延長というわけにもいかなかったと思うんですよね。一緒に暮らすようになって、勇と三人で家族としての関係を構築したこともそうだし。紡はおふねひきの後のちさきの泣き声を聞いた時に強い庇護欲を抱いたろうし。わりと紡はちさきに対して過保護だと思うんですが、それは傷ついたちさきをそばで見ていたからだと思うんですよね。
だからって、おふねひき前の二人の交流が意味のないものでは絶対になくて、なかったらなかったでまた大分関係が変わっていたでしょうが。とくに紡は自覚があったわけですし。
ifと比べてみると、同じ恋でもそこにある感情は結構違うのだろうなと思います。そういうことに気付けるのも、ifを考える面白さかもしれませんね。
(2019/05/22)
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