SSS



[3]うれしいこと


  



「やっほー」
「やっほー…じゃない。喜八郎。どういうことだ」
「えー?」
「何故中庭に出た途端に落とし穴がある」
「掘ったから」
「いつ」
「さっき」
「何故だ」
「滝夜叉丸に落ちて欲しいって言ってたから」
「誰が」
「ぷりん食べたい」
「答えろ」
「あ。もう出ちゃうのー?」
「当たり前だ!!私は先に戻る!!」
「んー」
「まったく…戻ってくるときにはちゃんと服の埃をはらうんだぞ!そのままの格好で部屋にくるんじゃない!!あと穴掘りした後は手を洗ってから食事をしろ!!!聞いてるのか!?何を笑っているんだ!!」
「べーつに」
「まったく…だいたいお前はなぁ!!」




―――――――――――――――
なんだか嬉しい喜八郎。


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