生徒と教師 in...mdbk
「おはよう王花ちゃん、今日はいい天気ね」
「先生今の時間は正午近くな上に今日の天気は曇りですよ?」
王花が二年に上がってすぐに彼女のお目付け役となった教師、弐織憂子は今日もにこやかに廊下を放浪していた王花に話しかけていた。
「先生、私なんかと話しててつまらなくないですか?」
「全然そんな事ないわよ、先生は誰かと話すのが好きだからね。特に生徒とは」
「……そうですか」
ぷいっと横を向いた彼女はどことなく明るそうにみえた。
fin...12.07.09
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