信じて in...VP


「僕は今まで人に信じられた事はないし、人を信じた事がなかった」

 彼は淡々と語る。その目は世界に飽きているようなそんな感じがした。

「口先だけで信じられるのは簡単さ、でも本心からはなかなか信じられない……人というのはそんなものさ」

 彼がぽつりと言い終わった後、目の前の少女は笑顔でこう言った。

「大丈夫、私はあなたを信じているよ」





fin...12.07.08


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