彼女 in...VP


 脇腹の辺りが燃える様に痛い。
 刺された所を押さえ崩れ落ちる。
 朦朧とした意識の中、なんとか自分を刺した彼女を見上げる。

「ティア……どうして、こんな」

 その問い掛けに答えず、彼女は何処か悲しそうな目で自分を見つめた。

「…………ごめんなさい」

 消えかける意識の中、そんな彼女の声が聞こえた。




fin...12.07.17


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