学パロ制服談義 白ひげ篇
「やっぱり学生服っつったら学ランだろ! おれは絶対学ラン派だな」
しきりに頷いて熱弁するのは、先ほどからハンバーガーを頬張り続けているエース。
「おれも学ランだな。短ランにボンタン……いや、ドカンでもいいねい」
顎に手を当て、いわゆるヤンキースタイルを希望するのはマルコ。
「お前らわかってねェな、ブレザーのカッコ良さを。ボタンを開けてちょっとラフな感じを演出するもよし、締めてバシッと決めるもよしだ! ネクタイはちょい緩めでよ……あ、これは彼女と交換したやつな。このネクタイがかなりのキーアイテムなんだよ」
自慢のリーゼントを撫でながらにやにやと妄想を繰り広げるのはサッチ。
「あ? 学ランだって第二ボタンっつーアイテムがあるだろい」
「女の子が取り合いすんのは良いけどよ、セーラー服じゃ交換するもんねェだろ。お互いのもんを身につけるってのが良いんだよ。な、エース」
「ん? おれネクタイ結べねーからなァ」
「そうだった……お前には学ランがお似合いだな。むしろジャージで良いだろ」
「つーかさ」
最初っから気になってたんだけどな、とハンバーガーを食べる手を休めてマルコとサッチを見るエース。
「マルコもサッチも、学生っつーか教師の方だろ?」
2010.1001~1106