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思ったより抵抗感はなかった。
先ほど風呂につかったからだろうか。

そっと先っぽに舌を這わせる。

百目鬼のそこがあっという間に固くなって、少しばかりの優越感。
そのまま勃ち上がったそこに根元まで舌を這わせる。

びくんと百目鬼のちんこが震える。

改めて、まじまじと見るとデカい。

口に全部入るか? と思うが別に全部入れる必要はないかと考え直す。

ただ、百目鬼を気持ちよくしてみたかっただけだ。
まず、亀頭まで口の中に入れて、張り出している部分に舌を這わせる。

百目鬼がどこが一番気持ちいいのか確認するみたいに裏筋を舐め、尿道の形を確認するみたいに舌をあてる。

それからもう少し深くくわえ込んで、じゅうと吸い上げる。

百目鬼が息を詰める。
ちらりと見上げた百目鬼の顔に、官能が滲んでいて嬉しくなって、顔を前後に動かす。

じゅぼじゅぼと音が鳴る。
自分の唾液が、百目鬼の陰茎を伝って流れ落ちるのをみて、妙に興奮する。

完全に固く勃ち上がったものを咥えて、自分も興奮している。

「なあ、ひもちいい?」

咥えながら聞いた言葉は、つたない行為への確認で、口の中がいっぱいなせいでまともに発音もできていない。

ふう、と百目鬼がため息の様な、熱い吐息を吐き出す。

どこを舐めて欲しい? と聞こうとしたけれど言葉にはできなかった。

「悪い、一之瀬。」

そう言うと、百目鬼は俺の後頭部に手を回すと頭の位置をそのまま深くまで頭を押し付けられる。

同時に腰をおしつけられて「ん゛、ん゛ぐっ。」と唸る。

布団にしゃがみこんだまま腰って案外動くもんだと一瞬思ったが、その次に喉を突かれてえずきそうになる。

反射的に歯を当てそうになるのを我慢する。

がぽがぽと口の中を昂りがこすりつけられる。

先走りだろうか、少ししょっぱい。
上あごをごりごりと擦るみたいに、百目鬼の起立が前後する。

顎の奥が亀頭でぐりぐりとされるのが苦しい。
涙が滲む。

なのに、興奮している体がジワリと熱い。

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