Aedra | ナノ
Aedra


エイドラとは、「先祖」の意。アヌ神話においてアヌとパドメイの血が混ざり合って生まれた存在であるとされている。その為エイドラは善であると同時に悪でもあり、定命の者の世界に深く関わりをもっている。彼らは全ての定命の者の祖先にあたる存在であり、デイドラと違い死ぬことも有り得る存在である。
その身は精霊界にあり殆ど人の世に降りることはない。
代表的な神々に九大神(Nine Divines)がいる。



▼Nine Divines


タムリエルで広く信仰されている神々。元々は八大神であったが、タイバー・セプティムがその死後神格化され八つと一つの神々となり、九大神となった。


▽アカトシュ(Akatosh)
 >肖像 >石像
刻の竜神、世界を覆うもの、アドルマーの王、オーリエル、猫たちの竜王とも呼ばれる。
九大神の主神にして長。時間を(或いは秩序と不変を)司っている。九大神の中では初めに生じた者達の中の一柱。
帝国の主神であり、保護者でもある。帝国の正当性や繁栄を現す存在。
アイレイドの抑圧から人を解放し、今の帝国を作り上げた聖アレッシアに力を貸した後、王者のアミュレットを授けたとされる。様々な種族から崇められている存在であり、地域ごとの名を持っている。
失われた神・ロルカーンと共に定命の者の世界を創造した。
元々はアイレイドを守護していた神であり、人間種にとっては敵の象徴であった。
クヴァッチの大聖堂は彼を祭っている。
《九大神を崇め、然るべき勤めを果たせ》
翼の生えた竜の姿で描かれている。
ただし、カジートに言わせれば竜は「ただのとても大きな猫」であるらしい。

▽ジュリアノス(Julianos)
 >肖像 >石像
知と論理の神、秘儀神とも。
文学、法律、歴史、矛盾を司っているとされている。
ノルドの信仰している原語と数学の神Jhunalと同一視される。
ハイロック地方の魔術学校「School of Julianos」、星霜の書を守護する修道僧団「古き書の守り手」など知的機関の設立に深く関与していると言われ、また、アルケイン大学の学生たちが主に信仰している神でもある。
スキングラードの大聖堂は彼を祭っている。
《真実を知り、法に従え》
ローブを着て、顎髭を生やした老人の姿で描かれている。

▽アーケイ(Arkay)
 >肖像 >石像
生死輪廻を司る神。
埋葬と葬儀の神、廻りうつろう季節の神とも。
この神の僧は死霊術師や不死を嫌い、死霊術師やナミラの信者から厄介な存在とされている。
ニルン創造以前には存在していないとされるため、定命の者の神と呼ばれることもある。
アカトシュの息子であるといわれており、時間の概念のない土地ではアカトシュの代行をすることもある。
シェイディンハルの大聖堂は彼を祭っている。
《その身と心、ともに称えよ》
杖を持った老人の姿で描かれている。

▽ステンダール(Stendarr)
 >肖像 >石像
慈悲、憐れみ、公平な規律を司る神。
元々はノルドに信奉される神であった。
前身であるノルドの神ストゥーンは、アドルマーの神々と戦った軍神であり、彼は人々にどのように捕虜を取るか、また捕虜を取ることにはどんな益があるのかを示した。
古代アルトマーの伝承によれば、人の罪を庇う存在であるとされているが、同時に威光を汚すものには呪いを下すこともある。
クヴァッチを除く全ての聖堂で正面最奥に肖像が飾られている。
デイドラ・ロードのボエシアと同盟を結んでいるとも言われている。
コロールの大聖堂は彼を祭っている。
《弱きものを守れ》
ゴブレットを持った老人の姿で描かれる。

▽ディベラ(Dibella)
 >肖像 >石像
美を司る女神。
美の女神であり、性的なものにも波及すると言われている。
芸術家や美を愛好する者達の神である。
分派が多く、またその美しさから多くの宗教団体や信者を抱えている。
アンヴィルの大聖堂は彼女を祭っている。
《美を愛し、その神秘を称えよ》
片手に花を持ち、上半身は女性、下半身はジュゴンのような半神半獣の姿で描かれている。

▽キナレス(Kynareth)
 >肖像 >石像
気の神、鳥の神、終の接吻とも。
自然を守護する女神。
大気を司り、空を司る神格において最も強力な力を持つとされている。
伝説において、定命の者の世界を創造するというロルカーンの計画に初めに同意し、虚の中に空間を用意したともいわれている。
聖アレッシアの願いを聞き、シロディールに半雄牛のモーリアウスや、ペリナルを送ったのも彼女。
また、ノルドたちにスゥーム(ドラゴンシャウト、或いはストームボイス)を授けたのもキナレスであるとされる。
ロルカーンの妻でもあり、マーラを侍女として従えている。
ノルドの信仰する嵐の女神カイネやヨクーダの空気の神ターヴァと同一であるとされている。
自然を守護するという特性上からか、九大神の中で唯一主要都市に彼女を祭った大聖堂は無く、その代わりインペリアルシティから南西に外れた森の中に祠がある。
《自然への道は決意の足取りで進め》
鳥を肩に乗せた女性の姿で描かれている。

▽マーラ(Mara)
 >肖像 >石像
愛を司る神。
神話時代から、豊饒の女神としても知られており、人々に慈悲と理解を与えたといわれる。創世神話で創造を作り上げたとされるニーアとも同一視されることがある。
涙もろい神であることでも知られ、広く信仰されている。
アカトシュの妻であるとされている。
また、マーラの信者は快楽を貪るだけのサングインとその信者を敵視している。
ブラヴィルの大聖堂は彼女を祭っている。
《つつましく平穏に生きよ》
ローブを着て両手を広げた女性の姿で描かれている。

▽ゼニタール(Zenithar)
 >肖像 >石像
労働と商売・交易を司る神。
元々はアルゴニアかアカヴィリの神であると言われ、船乗りたちによってヴァレンウッドに齎された。
商人や中流階級民に幅広く支持されている。熱心な仕事や公平な利益による平和と繁栄を象徴している神である。
レヤウィンの大聖堂は彼を祭っている。
《一心に働くことこそ真の価値あり》
片手に金床を持った老人の姿で描かれている。

▽タロス(Talos)
 >肖像 >石像
竜に生まれしもの、北方の竜・イスミールとも呼ばれる。
戦を司る神。英雄神。
第3紀タムリエル帝国初代皇帝タイバー・セプティムがその死後神格化した存在。タロスとはタイバー・セプティムがシロディール名を冠する以前に出身地のスカイリムで名乗っていた名前である。
元々はノルドの将軍家に連なる家系に生まれ、クーレケイン配下の将軍として帝国軍へ入る。サンクレ・トールの戦いにてハイロック・スカイリム連合軍を退け、レマン三世の墓所から失われていた王者のアミュレットを見つけ出した。
後の第二紀896年にはタムリエル全土を統一し、翌年に第三紀の始まりを宣言した。
非常に強力なスゥームの使い手でもあったとされ、彼が咽喉を掻き切られたのは、スゥームを防ぐためであったとも言われている。ただし、タロスはそのことによって力を失ったとは言われているものの、死ななかったという逸話を持っている。
タロスの異称である『竜に生れしもの(Dragonborn)』という呼び名は、タロス以後、彼を指す他に聖アレッシアから繋がる竜の祝福を受けた血の末裔を指し示す際にも用いられるようになった。
タロスはかつてモロウウインドにおいて老兵の姿で現れたとされる。
ブルーマの大聖堂は彼を祭っている。
《戦にあっては強くあれ、邪悪の前に退くことなかれ》
剣を携えた男性の姿で描かれる。




▼創造者


アカトシュとともに定命の者の世界創造に関わった神。

▽ロルカーン(Lorkhan)
失われた神、人の神、地底の神、月神獣、運命の鼓、或いはショールとも。
アカトシュと共に定命の者の世界を創造した神。
タムリエル内の神話の多くに現れる。トリックスター的な面を持ち、時に試練を課す役割も持つ。
彼は定命の者の世界を創造するため原初の霊を誑かした。伝承ではその際に精霊界とエルフの繋がりを永遠に断ち切ってしまい、それ故に常にアドルマーの敵とされ、古代人類の英雄と言われている。
ニルン創造時に他の神々と揉めたことが原因となり、罰としてその心臓を引き千切られモロウウインドにある赤き山へと投げ入れられた。
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