酔いどれクラトス・YKY
ク「尻を貸せ、ユアン」
ユ「は?」
ク「いいから、尻を貸せユアン」
ユ「クラトス、貴様酔っているな」
ク「酔ってなどいない。つべこべ言わずにさっさと貸せ」
ユ「断る。誰が好き好んで尻など──ぬおっ?!」
──ドン! どっさぁ!
ク「ふん、端から大人しくしていれば良かったものを」
ユ「貴様ッ! 退け、クラトス!」
ク「生憎と此処まで来て退く気はない。覚悟するのだな、ユアン」
ユ「ふざけるな!」
ク「ふざけてなどいない」
ユ「くっ、よ、よせ!」
ク「まあ、そう硬くなるな」
ユ「や、やめろ、貴様!!──って、おい」
ク「ぐう」
ユ「……何なんだこの状況は」
ク「ぐう」
ユ「尻を貸せとはこういうことなのか」
ク「ぐうぐう」
ユ「尻枕って、おま」
ク「ぐうぐう」
ユ「……私が屁でもしたらどうするつもりだ、クラトスよ」
ク「ぶつ」
ユ「!!!」