人は言い訳する時ほど饒舌

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【人は言い訳する時ほど饒舌である】



「ユアン、この本はなんだ」
「ああ、それか。それは『お○とね天繕』だ」
　──ぱらぱら。
「……」
「……なんだ」
「……お前、これは」
「だから、なんだ」
「こういった本は隠しておけ」
「ただの下ネタ漫画だ、隠すほどの物でもあるまい。こういう本はだな、隠すから嫌らしく感じるのだ。隠すから。隠したりしなければただの下ネタ漫画だぞ」
「……」
「……いや、本当にだな。エロ漫画というよりは下ネタ漫画であって」
「……」
　──ジト。
「い、言いたいことが有るなら口に出して言ええええええええ！」
「ミトスの教育に悪い、隠せ」
「……すまない」


［完］

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後書き

『お○とね天繕』は実際にある下ネタ漫画です。下いなー。下い。下いよー。そして馬鹿っぽい。
で、何かこの話、ユアンとクラトスが、お父さんとお母さんっぽい？