TOS-SS集 | ナノ
好きだって言え。


【好きだって言え。】


 ぐ、と首下に歯を立てられ、皮膚が引き攣るような感覚にクラトスは喉を強張らせた。
 言えよ、と促してくる暗い声は、聞き慣れた少年の声とも、かつて自分を呼んでいた子供の声とも違っていた。
 思い詰めたような、闇に浸された声。
 促す声とは逆に、首を斜めに傾けた少年は再び、狩りをする獣が如く、押さえ付けるように喉仏の真上に噛み付いた。



*好きだと言ってほしいけれど、諌められたく無いがゆえに喋れないように押さえ付けるロイドくん。
もうじきロイクラデーですね!
CPものの練習、といい張ってみたり。


back
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -