TOS-SS集 | ナノ
My littie Anna.


【My littie Anna. 】
*『可愛いあの娘は俺の嫁』
 『母を尋ねて三千里』の続き
*嫁設定捏造注意。

「アンナは確かに小さかった」
「へえ」
「体形も、お世辞にもいいとは言えなかった」
「あの写真見たらそれは否定できないよな」
「だが、強い女性だった」
「強い……心が、とか?」
「それもある。だが、頑丈・強固といった言葉のほうが正しいかもしれん」
「頑丈?」
「アンナは、大変歯が丈夫だった」
「……は?」
「驚くほど堅い瓦クッキーを平気でかみ砕いていた」
「……瓦クッキー??」
「木の根を掘って囓ったり、樹皮をニッキといって噛んだり、鉄木の箸を噛み砕いたり。一度は皿を噛み割ったこともあったな」
「……」
「胃も丈夫だった」
「……いも?」
「激辛料理だろうが、不溶性食物繊維の多い根菜類が続こうが、胃が痛いと言ったことは無かった」
「……」
「弱音を吐かない、といった点では精神的にも強いといっていいだろうな。」
「……もういい」
「虐げられても決して屈しない心の持ち主で」
「もういいって」
「一度などは町でぶつかったディザイアン相手に『なんだーやんのかーてめー』などと」
「もういいって言ってるだろ! ていうかクレイアイドルかよ!!」
「……アンナはそこまで小さくない。精々シルヴァラントの神子程度だ」
「……も、いいって」





*なんだか父さんが変t……ゲフンゲフン。


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