■muso | ナノ
妄想


*4の続きですぞー。



「なるほど。元譲殿はその猫が私の子だと仰るのですな」

「……」

「そして、こんな真夜中に電話を寄越し、あまつさえ元譲殿の御自宅まで私を呼び付けたのも! その子猫が私の子であるからに違いないからだと、」

「……」

「にゃー」

「まごうことなく私の子であると!」

「……」

「つまり、その子は私と元譲殿の愛の結晶であると!」

「……」

「にゃーん」

「いつの間に産んだのですかな、元譲殿」

「……そろそろいいか?」

「無論! 嫁ぐ覚悟ならば出来ておりますぞ、元譲どn」

「せい」

──ゴシャッ

「ふぎゃっ」




──妄想ダダ漏れなんですけど




「近所迷惑だ。でかい声で騒ぐな」


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