365 | ナノ
アニメGE最終話観ました。
捕食最強。
\大丈夫ダ/
\俺タチハ強イ/
\自分ヲ信ジロ/
\仲間ヲ信ジロ/
\覆スンダ/

最終話は極東支部の様子から。
第一部隊全員の反応が消えたらしい。
電波緩衝地帯に入ったからではと推測するヒバリちゃん。
そういえば「綻び」の最初らへんでリンドウさんも電波状況が悪いとかいってたな。そうか、あれも伏線だったのか。
他の部隊員を救援に向かわせようにも他の誘導装置までが暴走を始め、苛立ってモニターを叩き壊すツバキさん。それは壊しちゃあかん。
報告を受けた支部長は誘導装置の破壊を許可し、オオグルマ医師の捕縛を指示。その後悪い顔で笑うヨハン。なんだか妙に悪い顔で描かれてるなあ。ヨハンはそんなに悪い人じゃないんだけど。

一方でリンドウさんがやられたことでガタガタになる第一部隊。
レンカ氏に止められたソーマの目には涙が溜まっていたのが印象的でした。
ピターの口から落とされた腕輪を拾ったサクヤさんが悲痛な声を上げ、それへ飽いたようにヴァジュラと合流するピター。
どうすればいいのか分らなくなったレンカ氏が膝を折る。
そこへ駆けてくるアジールの住民たち。
「わたしたちも戦う」と啖呵を切った幼女の勇ましさに、レンカ氏はリンドウさんから頼まれていたことを思い出す。
「あいつ等が迷ったら、お前が道を教えてやれ」
自分が迷っていたら駄目だと神機を握り締めたレンカ氏は指揮官としての自覚を取り戻す。

第一部隊を集め直したレンカ氏は塞ぎこんでいる隊員たちを鼓舞し、戦意を取り戻させる。
その姿がリンドウさんとシンクロしていく演出がいい。
でも、リンドウさん別に覆せとか言ってなかったから、もうちょっと台詞考えたほうが良かったと思うの。覆したい系主人公だから仕方ないのかもしれないけど。

戦闘曲に「NO WAY BACK」が使われていたのは良かった。
誘導装置はソーマが。
ヴァジュラの陽動はサクヤさんとコウタ。
そしてピターはアリサとレンカ氏が。

パージされまくりなレンカ氏の武器が段々スリムになっていく。
アリサが吹き飛ばされ危機に陥ったところで、間一髪ソーマのCCが飛んでくる。どうみてもBAですね解ります。いいんだ、ソーマはBA使ってても。ソーマの武器は感応種相手にでもぎこちないながら動いてたもんね。
合流し始める仲間たち。一般人は避難が済み、いよいよ本格的にピター討伐が始まる。

戦いながら、ピターの動作を注視していたレンカ氏は、ピターの左翼にヒビが入っていることに気付く。
十二話でリンドウさんがブラッドサージで電鋸したところですね。
ピターの翼はヒビ止まりということは、あのシーンで飛び散っていた血はリンドウさんのもの。というか、リンドウさんの腕が切り落とされたと考えればいいのかな。

コウタ発案のバレットでピターはオラクル攻撃を封じられ、圧倒的に戦いやすくなる。
有能コウタ。メテオライト編に入ってからバレットエディットを始めたらしいのに、もうそこまで使いこなしているのか。
流石コウタ、後の第一部隊長。
雷を纏えなくなったピターの左翼へ切りかかったレンカ氏はそのまま力技でピターの刃翼を一枚圧し折るも、レンカ氏への侵食が進み同時に神機も折れる。ついでにアームカバーも弾け飛ぶ。
結合崩壊と同時にピターは怒り活性化状態へ移行。
赤い雷を発し始めたピターによってデコイバレットは破壊され、再び帝王に圧倒される第一部隊。
レンカ氏も残った銃撃用パーツ(?)で応戦するも全て薙ぎ払われ無力化される。
大怪我を負いながらも戦おうとするレンカ氏の脳裏にリッカちゃんの声が。
「未調整の捕食は、君の体に大きな負担が掛かる」
身体を引き摺るレンカ氏の姿に、部隊員は漸くレンカ氏がオラクルの侵食を受けていることを知る。あの反応、やっぱり皆には言っていなかったんですね。
動くたびにガンガン侵食されていくレンカ氏。

レンカ氏の姿へ弾かれたように、負傷した身体をおして派手に立ち回り始めるソーマ、アリサ、コウタ、サクヤさん。コウタの流し打ちがカコイイ。
奮闘する“四人”全員を打ち払い見下ろすピターへ、倒れ伏したまま突如笑い始める第一部隊。動揺するピター。そんなピターへ話しかけるソーマとアリサ。
「俺たちがなんで笑ってるか、解るか?」
「ひとり、足りないんじゃないですか?」
あ!って顔して思わず振り返るピターがひとくさい。
振り返った先には顔半分にまで侵食の進んだレンカ氏が、“神機”を持って立っている。
ピターの折れた刃翼を喰らわせ神機へ取り込ませたのか、ピターの刃翼をプレデターモードに噛ませたような見た目の急拵の刀身は、凄まじい切れ味でもってピターの翼をも切り裂く。

「俺たちが何て呼ばれてるか知ってるか?
 生き残るためには
 守るためには、
 神さえ喰らう。
 俺たちは、“ゴッドイーター”だぁああ!」

一歩一歩近付くレンカ氏へ怯えながらも反撃するピター。
しかし両刃翼ともにバターのように切り捨てられる。
振りはバスターだから、切断特化バスターかな?

ピターの攻撃へフェイントを噛ませ、がら空きの背へ神機を突き立てたレンカ氏。
ピターの外殻が破壊され、剥き出しになったコアへ神機が刺さる。雄叫びと共にレンカ氏の侵食が一気に進み、まさかのスーパーサイヤ人化(!)。
ピターのコアは破壊され(もったいない)、バラバラになっていくオラクル細胞の輝きの中で、自分たちは希望なんだと言い残し、崩れ落ちるレンカ氏。
目も髪も金色に変わってはいたものの、ピターを断ち切ったときと比べて少し侵食が収まっているように見える、特に顔の辺り。ただし、腕の変色は更に進み腕輪の際の辺りには黒い斑点も出てきている。

オオグルマは尻尾きりに使われるんだろうなと思っていたら、尻尾きりどころかアラガミの餌でしたね。あれは、ノヴァに喰われたと見てもいいはず。

過去編はヨハンが極東支部長となりペイラーを支部へ迎え入れたところ。
進化を続けるアラガミに対してエイジス計画は無意味だという博士へ、真の計画であるアーク計画の詳細を伝える支部長、しかし博士はそれには反対だという。アラガミとの共生の道を模索する博士へ支部長はロマンチストだと一蹴。

個人的にヨハンの考え方(犠牲を払ってでも守るべきものを守る)は嫌いではないです。本気で人類の生存を考えて行動している人であり、決して只の悪人ではない。ヨハンは自分のやっていることが時に非道だと詰られるものであると自覚もしており、けれど今は立ち止まっているときではないということも理解している、だからこそ責任ならば最後に纏めて取ろうとしていました。
GE2の榊博士が「小を殺し大を生かすというロジックを認めない」と言っていましたが、トップにたつ人がその決断をしなければ誰がするのか。その立場にある人にしかできない決断を、覚悟を持って行っていたヨハンは正しく支部長の職を全うしていたと思います。
ただ千人は少な過ぎィ!
少なくとも一万人以上はいないとDNAパターンが少なすぎる。そのままでは人類絶滅しかねないので、そのあたりはよく練り直してください。お願いバンナム。

エンディング中はメテオライト作戦のその後が。
リンドウさんはMIAではなくKIA扱いなのか真新しい墓が出来ており、ツバキさんが一人で参っていました。
リンドウさんのアジールへの支援活動はサクヤさんが継ぎ、そしてリンドウさんのコンパスもレンカ氏からサクヤさんへ渡った模様。「誰かが道に迷ってたら、渡してやれ」の誰かはサクヤさんだと判断したんだな、レンカ氏。
木々はすっかり元に戻り、穏やかな防神林(?)に。

一方ひとり特務を行うソーマ。
そこへちらりと少女の影が。
え、ここでシオ出していいの?
もうエンディングなんですが!
ゲーム中のムービーと同じく気配へ顔を上げたソーマからは隠れるシオちゃん。

レンカ氏は瞳の色は戻らなかったものの、幾分侵食が落ち着いたのか第一部隊の隊長職へ就任。
ケープがなくなったからかコバルトの制服を着ていて、それが意外と似合ってる。
就任の一言はリンドウさんのアレをもじって、
「命令は三つだ。
 死ぬな。
 死にそうになったら逃げろ。
 そんで隠れろ。
 そしていつか、覆せ」
ご、ゴロが悪い。
覆したい系主人公レンカ氏。最後までそれだったな。
しかし、アリサがレンカ氏のケープを繕おうとしているらしいことをちょっと微笑ましく思った。料理ベタだから勝手に裁縫も下手なんじゃないかと思ってたよ。ごめんねアリサ。
あと、アリサの「ドン引きです」が聞けてよかった。

一度暗転後、再び壁の外。
シオちゃんらしき影がぴょんぴょん跳ねて、何処かへ。
大量の封の開いていない缶詰を落とすと、その向かいには何処かで見た茶色いブーツ。
何かに寄りかかって座り込んでいるのか力無く足が投げ出されている。
視点が切り替わり、瓦礫越しに上がる煙草の煙。
はっきりと誰がそこへ座っているのかは映さないまま、場面は神機の保管庫へ。
多くの神機が収納されている中、むき出しの神機がひとつ。
割れてしまったイヴェイダーに歯が欠けてボロボロになったブラッドサージ。
しかし、突然その神機がエンジンの掛かったような音を立てて震え始める。
まるでリンドウさんが握っていたときのように。

そして最後に英語メッセージ。
One day,You will be passed down the hope.
いつか、希望はあなたに受け継がれるだろう(でいいのかな?)

やっぱり無印編の終了までは辿り着けませんでしたが、楽しめたと思います。
特にメテオライト編からはレンカ氏への思い入れも増しました。レンカ、眉毛とか言って正直すまんかった。
最後のメッセージからして、残された伏線はゲームで回収してねエンドと思えばいいのかな?でももう一回ゲームプレイをしたくなるいいアニメだったと思います。
ただ、アニメしか観てない人は「成る程解らん」だったんじゃないかが心配。
ああ、楽しかった。観ているときは色々気になったりもしたのですが、でもコレで終わりかと思うとちょっと寂しい。原作アニメと全く違う展開なので話がどう広がるのかも楽しみでしたし。
うん、やっぱりいいアニメでした。
あー、リンドウさん好きだー。今希望受け継いで迎えに行くからなー!


28th.Mar.2016

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