登場人物2 | ナノ

登場人物

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:中曽根祖父太郎(なかそね・そふたろう/じっちゃ)

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illustration by:: ラブ山
弥一の祖父。歴代、巫女の産まれる家系で生を授かり、本来ならば女性が産まれるべき所だったようだが彼が誕生する。当初こそ男という事で落胆されたものの、その能力は先天的に引き継がれていた。若い頃は皇帝(エンペラー)の二つ名で知られる程の霊力の使い手だったらしく、そのつぶらで愛くるしい瞳からは想像もつかぬ恐ろしさで悪霊どもをブイブイ言わせていた過去を持つ。その退魔の能力は老齢との割にはまだまだ健在らしく(弥一には劣るようではあるが)趣味で開いているという骨董品屋は実は『危険なものの集まり』であり、弥一の祖父母の扱う魔力により全てが浄化された器物達である。その中でもひと際悪気の強いコーデリアと彼女の元を頑なに離れないシーザーには誰にも触れさせたくないという思いと共に、自分の力を継いだ孫・弥一が無理やり持ち出した事により彼に一縷の望みを託し、自身も年々力の低下から彼に世代の交代を譲る事にする(ほぼ独壇場ではあるが)。なお、息子にはその霊感・能力は引き継がれなかったがその業を背負わせなかった事を心の底では安堵もしているが反面、孫にその力を背負わせた事を申し訳なくも思っている。……多分。弥一と同じくして女の子大好きピッピ。

「あと50年わしも若かったらコーデリアちゃんにダンディなこの魅力で何とかできたかもしれんのに……のう?」
「世代交代か……もう何十年と呼ばれ続けていたその名を譲りたくないのう。できれば皇帝の座にあぐらかいていたいのう……甘い蜜をちゅうちゅう吸っていたいのう……」
「じょ・女子高生にそんな事言われたらたまらんのぉ……(デレデレ)」
「ばーちゃんはあんな見た目じゃが本当は優しいんじゃよ、弥一も知っての通りじゃ。ツンデレってやつじゃ。ぬほほ」
「エロスな悪さを働く悪鬼もいるからのう。色情魔ってやつじゃ。サキュバスという淫乱女悪魔がいて男の精気を全部抜くんじゃよ……あゞおそろし……って何ニヤついとるんじゃ、これ弥一」
「ワシのフケは退魔の役割じゃぞ〜〜〜い!!!」
「こう見えて若い頃はスカート製造会社で働いていたんじゃよ……フフフ……」


image voice :
@ABC


:中曽根マサリ(なかそね・まさり)


illustration by:: ラブ山

弥一の祖母。謎の眼帯に黒ローブとクロスのネックレス、葉巻がアナーキーすぎる出で立ちで、一人だけ何か世界観が違う。元はヴァチカンで父と共に修業を積んだエクソシストで、日本とは価値観の違いからか幽霊と呼ぶよりも悪魔と称している。(ちなみに現実のエクソシストはカトリック教会公認の職種で、女性が任命されることはない。また、婚姻もできないのでマサリは養子?説)若い頃は女帝(エンプレス)の名で祖父太郎と共に強力な魔力を行使し様々な悪霊達と戦ってきた。生まれながら孤独な運命を背負う覚悟を持っていたが、同じく能力者であった祖父太郎との出会いを果たし結婚に至った。それからは家庭を支えながらも祖父太郎と協力し、子宝にも恵まれ幸せを得る。残念ながら子にはその力は継がれなかったものの、先述した通り弥一にその力が覚醒した事から期待と希望を寄せている。なお、先述した眼帯の理由は謎であるがまるで両目ともに見えているかのように俊敏な速度で飛んでいる蚊を掴んで捻り潰せる程度の能力。


「泣き言言うンじゃないよ、弥一。その絵を引き取ったからには最後まで見届けてやんな。惚れた女は命に代えてでも守んだよ。スジ通すんだよ。それでこそ中曽根家の男、これ鉄則ゥ!」
「あぁ〜……葉巻がすいてェ。あとアブサンも一杯ひっかけたいね……身体に悪いもんほど美味いってなもんよ。それにアタシは十分生きた、いつ倒れようが不摂生なんざ関係ないわよ」
「不幸なんざ誰でも背負ってんだよ。腐った奴はそれを理由に不幸のせいにする。不幸を背負いながら真面目に生きてる人間がたくさんいるにも関わらずにね」
「あの人も若い時はかっこよかったんだよ。……まあ今はものの見事にハゲ散らかしとるがな……悲惨なものだ」
「歳をとるのも悪くないぞぉ。二十代の時より三十代の時の方が楽しかったし、三十代より四十代が楽しかった。勿論、五十代はそれ以上にな。ま、老いってのも捨てたもんじゃないさ」
「ふン、借り物の存在で強くなったつもりかい。いつまでもこの世にしがみついてないでとっとと神――いや、地獄の閻魔様に裁きを受けるこったね」


image voice :
@ABCD



:プリン君

2_プリンちゃん
illustration by:: 來住

弥一達の前に現れた謎の少年。女の子のような容姿ではあるが一応男であるとの事。謎の魔導書を持ち歩き、もう片手には錬金術で作ったというソフトクリームをいつも食べている。糸目が特徴の不思議ちゃん。甘いものに目がない普通の少年らしい振る舞いをしているがその正体は多くの謎が残る。自宅ではテーブルの上にソファーを配置したり、脈絡なくバケツの中に入っていたり、スマホをわざわざ梯子を使わなくては上がれないくらい高い所に設置するなど明らかに何かズレており、一般の人間とは異なる感性を持っている。純粋無垢な性格で、社会不適合者ではあるが人並外れた知能、技術、魔力を使う事の出来る謎めいた少年。手にしている魔導書が関係していると思われるが……? シーザーは彼の事を激しく警戒しているが、弥一は特に気にも留めていない様子で特に彼に接している。只、独特のテンポで話す為たまに話が噛み合わない事もままある。


「僕はプリン君というものですよ。ちゃんでもいいですよ、地球はおもしろーい」
「どやどや。みんな仲良く楽しく。一緒にるんるんしましょう」
「僕の魔導書は人を駄目にする。怖いですよ」
「弥一(やいち)、大丈夫か。大丈夫ならいい」
「逃げたい時は逃げてイイんだぞ。どうして人間は逃げない」
「誰でも独りぼっちだと涙がこぼれるです。普通です」
「この目はちゃんと見えていますよ。心配しないで欲しいでやんす」
「……しってるですか。この魔術書」
「僕らはみんな、私達。遥か昔から、海から出てきた、同じ不定形」
「えーとぉ……マンドラゴラと、月の光と、海のリング、花の夜露と……ぬぬぬぬ、これで本当に使い魔ができるのかなあ? ……よし。神速! 十六連打!!!!――あれぇ? 誰ぇ? これでも駄目ぇ? ちょっと帰ってもらって〜」
「この世界には……、ほら、な〜んにも無い。虚しさだけの場所。なんでかって? だって、死後の世界だもん……僕? 僕だって、死人だよ」

image voice :
@ABCD



:ヴルトゥーム

1_ヴルトゥーム
illustration by:: 來住
CV:???
そのすべてが謎に包まれた妖艶な美女。身体のあちこちから美しい花を咲かせており、妖艶な雰囲気を持つ。時間・空間にわたる広範囲な知覚作用を持ち、その芳香には催眠効果があり、まるで天国にいるかのような幻覚に陥る。花を用いて相手を籠絡・支配したり、星間航行技術を持つ人類から見ても驚異的な永久機関や科学技術を持つという。基本的には温和な性格で人と争いを持つ気も無いという。
しかしながら『シャンテクレールの葬送歌』では死亡したコーデリアの魂を入れるための器となってしまいコーデリアの姿を持つ、実質ラスボスと化した。(その後ダゴン戦もあったが、両者痛み分けに終わったが)その後は何か危害を加えてこようという意思はなく、只ゆったりとほほ笑みながら弥一やコーデリアを見守っているようだが……?
「コーデリア……愛されるって――どんな気持ち?」
「……死んだ人は何も言わないわ。ただ、想い出になるだけ」
「死は想い出、想い出は永遠の絆。そう……誰かが言っていたわ……」
「食事、ですか……? いいえ、私は大丈夫です……ひと時の眠りさえ、あればそれで……」
「――可哀相な子。ごめんね」
「気づくものか。分かってたまるものか。でも、お前だけは分かってあげなさい――」
「弥一、貴方がいればきっとコーデリアは……」
「身体がないことが、こんなに悲しいことだなんて……生きている間は想像もしなかった……」
「生は死の始まり。死は現実の続き。始まりは終わり。終わりは始まり。――そして再生は……夢の終わり」
「忘れないで私たちはひとつ。だから悲しむ必要はないわ」
「す、すみません……つい暴走してしまって失礼な暴言を多々言ってしまいましたね……」


▲登場人物1 / 登場人物3▼

 

見つけてくれたから

あなたが私を


少女の聖体崇受は
血と死の鳥籠で


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