バス停のベンチに腰掛けて待つこと約三十分。
バスが来たのが見えるとすぐに立ち上がる。
ドクドクと心臓が激しく動く。
髪巻かない方が良かったかな。
小花柄ののワンピースの方が好きだったかもしれない。
このリップの色嫌いだったりしないよね。
向かえなんていらないと思ってないかな。
もう、あたしの事好きじゃなくて他に好きな子なんていないよね。
もしかしたら、付き合ってると思ってるのはあたしだけなんじゃ……。
不安と緊張が混ざって、変な事ばっかり考えていると。
バスの中から翼が降りてきた。
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