そして、いつもと変わらずつまらない授業を受けて、部活をしていないあたしはそのまま家に帰った。




「ただいまー」


「ひかり! 丁度良いところに返ってきた!」




珍しく、玄関まで出向いた母に不信感を感じていると、やっぱり




「おつかい行ってきて」




語尾にハートを付けて、それはもう気味が悪いほどに。




「……わかった」


「ありがとー! それじゃあ、卵とー白菜とネギとお砂糖と――」


「ちょ、ちょっと待って! メモるから!」




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