そして、いつもと変わらずつまらない授業を受けて、部活をしていないあたしはそのまま家に帰った。
「ただいまー」
「ひかり! 丁度良いところに返ってきた!」
珍しく、玄関まで出向いた母に不信感を感じていると、やっぱり
「おつかい行ってきて」
語尾にハートを付けて、それはもう気味が悪いほどに。
「……わかった」
「ありがとー! それじゃあ、卵とー白菜とネギとお砂糖と――」
「ちょ、ちょっと待って! メモるから!」
- 5 -
[
*前
] | [
次#
]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -