振り向いた時、栗色の髪がふわふわと風で揺れた。
あたしに気付くと、ふわりと笑って栗色の瞳を細めた。
「あ、」
あたしは前の方に見える栗山のところへ小走りで行く。
「おはよう、本橋さん」
「おはよー、栗山」
あたしと栗山はたわいのない話をしながら学校へ一緒に向かった。
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