入寮説明


初めまして、B.P.へようこそ。
後がつかえておりますので、手短に説明させていただきますね。
あ、申し遅れました。私、亜狗留(Akuru)と申します。よろしくお願いいたします。

さて、ここB.P.では、まず皆さんに「寮」へ入っていただきます。「寮」…分かりやすく言えば、牢屋ですね。
ああ、そんなに身構えなくて大丈夫です。皆さんの権利的には、多少不便はあれど、基本的に自由にしていただいて結構ですので。

まず、この寮は地上4階、地下3階建てです。
1階から4階は皆さんが暮らすお部屋。地下1階は特別室や玄関等。

入口が、坂の途中にあったでしょう?なので、地下1階は半地下って感じですね。なので、玄関や寮監室や救護室、その他色々な施設は地下1階です。
地下2階は、食堂や浴場、その他の集団生活スペースですね。こちらは自由にお使いいただいて結構です。
地下3階は……ふふっ、秘密です。


さて!
ここまでの説明を聞いて、皆さん全員が疑問に思った事でしょう。
「あまりに自由過ぎはしないか?」と。

皆さん、窓の無い車に乗って来られましたからね。気付かなかったでしょう。仕方のない事ですが。

ここ、B.P.は、敷地と外を隔てる壁が800m毎に5枚。それぞれ厚さ20m、高さ120mの立派な物がありますからね。



逃げようだなんて、無駄な考えですよ。



あ、ちなみに空には補助システムとして、人工太陽も備えてあります。
便利ですね。


さてさて、話を元に戻しまして。
このB.P.では、昼間は”学び舎”、夜はこちらの寮での生活が義務付けられております。
タイムスケジュールは、寮の各お部屋の壁を見て下さいね。結構時間にシビアですよ。

そうそう、脅すつもりはあまりないのですが、この寮の特徴として、1階は比較的軽犯罪者のフロア、4階は重犯罪者のフロアになってます。割と大雑把ですけどね。
あまり自分のフロア以外をうろつくのは、得策ではないですよ。

学び舎については、また追い追い説明があるでしょう。
こちらが”生活の場”であれば、あちらは”勉学の場”と言ったところでしょうか。


以上で簡単な説明は終わりとなりますね。
ここに来て初日で聞きたい事はたくさんあるでしょうが、最初に申しました通り、後がつかえておりますので…。

良いですか。右利きの方は左腕に、左利きの方は右腕に。ブレス型OD-Bをつけていますね。それを2回上下に振って、タップ…起動しました。
職員情報999に、私、亜狗留のOD-Bの番号がありますから、そちらから何でも質問してください。

ついでにそのまま、OD-Bのホームに皆さんの情報が載っております。そこに、B.P.の寮の部屋番号があります…101号、351号等ですね。
解散後は各自の部屋に、まず行ってみた方が良いでしょう。

ああ、そうだ。大変な事を忘れていました。
あと15分程で、B.P.寮内の点呼があります。
皆さんも対象になりますからね、早々に解散と致しましょう。

良いですか。


あと15分で、間に合わなかったら死にますよ。



お部屋にさえ着けば、あとはOD-Bが自動で点呼待機モードに入りますので、音声に従ってください。

4階の人、頑張ってくださいね。



はい、では。
解散!




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