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夜中に星を見に行く臼速妄想

ねぇ今めっちゃ閃いたんだけど臼速で夜中に抜け出して山を登って星を見る系のお話最高に高校生っぽくてやばくない?????
付き合ってない臼速で、速瀬は自分の気持ちに気付いてるんだけど臼井が結構進路だったりなんだったりで忙しそうだから今はその時じゃないって思ってて、だけどそんな臼井が色々煮詰まってるって事に気付いて流星群が見れる日があるって知った速瀬は説明もせずにただ「夜見せたいものがあるんだ」って。
臼井は何言ってるんだ?って思うしそういう事してる時間は、って断ろうとするんだけど速瀬がいつになく真っ直ぐに見つめて言ってくるものだからまぁたまには、って誘いに乗って、そしたら「なるべく動きやすい格好で出て来てくれよ」って言うからは?ってなりながらも言う通りにしてさぁ。
そしたら「こっち」って言われた所は明らかに坂道で、言ってしまえば山道で「おい待て速瀬ここを登るのか」ってぎょっとするんだけど「え?」って返されてなんか考えるのも馬鹿らしくなって結局ついて行って。二人でぽつぽつ話したり黙ったりしつつも夜の空気は気持ちよくて、それが全然不快じゃなくて、それだけで臼井にとっては良い気分転換になってるんだけど、速瀬は早く臼井に見てほしくて気持ちが昂ぶってて無意識に手とか引いちゃってて。
…そんな速瀬に臼井もなんとなくいつもと違う感情を抱いてて。そうやって「まだなのか」「もーちょいだって!」「…まさかてっぺんまで行くのか」「はは」ってやり取りをしながら頂上まで来たら、ぶわあって星が落ちてきてね。
「ー…っ…、」
言葉を失って、だけどその瞳は感動と珍しさできらきらしてて、(ああ良かった連れて来たの間違いじゃなかった)って思いながらその顔を見つめて、「綺麗だろ」って言って、だけど臼井は放心してて返ってこなくて。
でもそんな臼井の反応に満足した速瀬は(それがマイナスな感情じゃないのはわかってるから)自分もそれを満喫するのね。そしたらじわじわと色々思考が戻って来た臼井はふとどうして速瀬がこんな所に連れて来てくれたのかとか、さっき速瀬は何か言ってなかったかとか考えて、ひとつずつ答えを出して。
そうやって、速瀬を見たら、速瀬はもうさっきの問いかけなんて無かったみたいに楽しそうに空を見上げてて、その顔がいつも見てるはずなのにすごく綺麗な横顔で、だから、つい「…ああ、綺麗だな」って呟いて。だけどそれがさっきの速瀬の問いの答えじゃない事は臼井が一番よくわかってるんだよ…。
それから少しずつ、臼井も速瀬を意識するようになってくれたら良いな…。そうやってくっつく臼速めっちゃ可愛いじゃねーの…。




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