日々log | ナノ




成長臼速妄想

ちょっとこれは余裕があれば本にして出したいんだけど一時的にこっちに。

速瀬が美容師ってやつが今更じわじわ来てるんだけどさぁ
臼井←速瀬で、高校卒業して久々に会った二人の話でさぁ…(あっ臼速の話です)
基本的に店自体が女性中心でやってて、たまに男性が来るかなって感じでね。速瀬なんかはほとんど男性に指名されないから珍しく男性に指名されたと思ったらそれが臼井ですっごいびっくりするの…。
なんだかんだ告白も何もないままに(高校の時から好きだったけどそれをはっきり認めきれなくて)
会う機会も無くて気付いたら普通に仕事してて、ってなってて、たまにぼんやり臼井の事を思い出しては(やっぱ俺はあいつの事好きだったのかな)とか考えたりしてたのに、突然目の前に現れてしかも臼井は全然そんな空白の期間を感じさせない位に話してくるから動揺しちゃってさぁ。
しかも速瀬を指名してくるって事は前から速瀬が美容師として働いてる事を知ってるわけで、速瀬からしたら意味がわからない事だらけで、そんな速瀬の動揺を察したのか「大事な日だから、速瀬に切ってほしいと思ったんだ」って言われてまたびっくりして。
よくよく見たら確かに少し洒落た格好してて。
混乱しながら冗談のつもりで「なんだよプロポーズでもするのか」って言ったらちょっとびっくりして、だけど柔らかく微笑んで「そんな感じかな」って幸せそうな顔をするからじくりって胸が痛んで。(ああそうか、そうだよな、お前にそんな相手がいないわけないし、それが当たり前なんだよな)って。
その状況に必死にいいわけして納得しようとしてる自分に気付いてそれ位自分が臼井を好きで、今も未練だらけなんだって事を再確認してしまって、震える手で臼井の髪を切って。
だけどもっと早くに気付けなかったのも、自覚した時点でアクションを起こせなかったのも自分だからって事もわかってて。
だからこそ臼井が幸せになる為に少しでも手助け出来るなら自分が出来ることをせいいっぱいやろうって、自分の持ってる技術全てを詰め込んで最高のカットをしてあげて、それで綺麗に仕上がった臼井を見て速瀬は(ああやっぱりこいつはかっこいいな)って、(俺に任せてもらえて良かった)って笑って。
そんで色んな気持ちでぐちゃぐちゃになりながらもどこか晴れやかな気持ちで、最後に「プロポーズ頑張れよ。臼井。失敗しねぇように張り切っていけ」ってその背中をポンって叩いて速瀬は臼井を送り出そうとするんだけど、そんな速瀬に少しだけ不思議そうにして、笑うんだよ。
「何言ってるんだ」って。
「…え、や、お前がプロポーズだって」
「そんな感じって言っただけでプロポーズとは言ってないだろ」
「…じゃあなんなんだよ」
「速瀬もうこれであがりなんだろ?」
「や、片付けはあるけど…」
「じゃあ、それ終わったらデートしないか」
「…は?いやお前彼女はー」
「彼女とかいないけど」
わけがわからないままに何度も目を瞬かせて、かっこよくキメた臼井をじっと見つめたらその顔が少しだけいたずらっぽく歪んで
「お前に告白するためにきたんだ」
て笑うから速瀬は一気に力抜けてそこにへたり込んだりしてさぁ…。
「お前それ今言ったら意味ねーじゃん!」
「わかっててもちゃんと言うんだからまた違うだろ?」
「や、そういうのはさぁ…!」
「いつ告白されるのかってドキドキしてたら良いじゃないか」
「…お前俺に断られる可能性考えてねーの」
「断らないだろ?」
「…どーだろうな」
っていうさぁ そういうやり取りをさぁ したりする成長臼速〜〜〜〜〜〜(ごろごろ)



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -