上続き

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後日。
万事屋に一通の封筒が届けられた。

依頼料15,000円から物品破損及び教室の修繕・清掃費300,000円を差し引いて、締めて285,000円分の差額を徴収したいと思います。支払いは下記の口座に…

「…」

「…俺ら授業ちゃんとやったよな?」

「流石に『授業』じゃ通らなかったみたいですね…」

あの惨状を『授業』の一言で片付けるには無理があったようだ。
手紙には事務的に振り込み金額が記載されている。

ピリッと空気に電気が走る感覚を覚えて、銀時が振り返ると
「…私の卵かけご飯が」
怒りにプルプル震える神楽がそこに居た。
「か、神楽ちゃん、お、落ち着いて!大丈夫、きっと大丈夫だから落ち着いて!」と言う新八の声や、「お手ッ!お座りッ!伏せッ!ハウスーッ!!」と犬に対応するかのようにかけた銀時の声も、神楽には届いていないようだ。

そして
プチり、と血管が切れる音が聞こえた。

「私の卵かけご飯が卵無しご飯になったら、どう落とし前つけてくれるんじゃワレぇえええッ!!!」

神楽のドロップキックが炸裂した。

後日、285,000もの とてつもない支払い金額に加えて、神楽の怒りに任せた暴食で増えた食費と、神楽によってボコボコにされた銀時と新八の病院への通院費が、万事屋の家計を圧迫。

一瞬だけ『夜逃げ』が頭を過ったのは、銀時の秘密だ。



終わる




姉妹がジャレあってました。「お手ッ!伏せッ!お家へ帰れッ!」と叫ぶ姉に、言われて笑う妹。お家へ帰れ=ハウスらしいが、この場合は妹の部屋が該当するんだろうか。もしくは姉として犬小屋を作ってあげるべきか。
とりあえず、妹の頭を撫でてあげました。
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