新しい住人現れる
ある質素なアパートでは新しい住人を迎える準備をしています。
アパートというより下宿と言った方がいいかもしれなません。
春華「ねぇ、どんな人がくるの?」
清水「普通のやつだ。」
金沢「部屋は決まってんの?」
清水「あぁ、5号室だ。」
ピンポーン!
慊人「誰か来たみたいだけど?」
起きたばかりの一ノ瀬和也(いちのせかずや)はぼうっとする頭で、居間にあるテレビを見ています。
玄関先には8号室の住人だった、現在の管理人の旦那の妃東(きさきあずま)に3号室の鳥山三蔵(とりやまさんぞう)、そして10号室の川上清十郎(かわかみせいじゅうろう)が新しい住人を迎えました。
櫻井「今日からお世話になります五十嵐賢治(いがらしげんじ)です、よろしくお願いします。」
春華「あ〜、なるほどだから5号室なんだ。」
金沢「ほらほら、荷物運ぶから入った入った。」
聞いて気づいた方もいると思いますが、このアパートの住人は名前のどこかに数字が入っているのです。
清水「靴は靴箱にでもいれとけ。なくなるかもしれんしな。」
櫻井「えぇ!?」
春華「ウソだよ…。」
櫻井「はぁ。そうですか…。」
というわけで…、いつも賑やかな鯉恋荘は一層賑やかになりそうです。
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