10号室の誤解B
隠していた秘密が彼女にバレてしまった俺、一瞬だけどぽかんとしちゃっいましたよ。
春華「あはは!」
清水「おい、笑うなよ。」
金沢「もういやぁ…。」
こいつら最低だ!俺泣きそう…。
そんな俺にあつみちゃんが言ってくれた言葉が…。
朝来「なーんだ、そんな事だったんだ!!じゃ私たちお揃いね。」
金沢「えぇ!?」
俺の心をえぐった。なんと彼女も同じような靴を履いているらしい、しかも手作り。
柊「お〜い、次はあつみちゃん達だって。」
朝来「うん、わかった。」
マナ『あら…、大丈夫?』
金沢「…ダメかもしれない。」
ふーんとあつみちゃんの親友に一蹴されたけど…。
この時、彼女がどんな気持ちだったか俺は気づくはずがなった。
細川「じゃ2人ともよろしくね。」
朝来&金沢「「はい。」」
再度、カメラの前に2人で立ち何枚かとっていく。
細川「じゃ、次は川上くん。窓側に立ってくれるかな?」
金沢「はい。」
あつみちゃんはソファーに座り、俺は窓側に立つがなんとなく身体の調子がおかしくなっていく。
細川「川上くん、君どこ見てる?」
金沢「…へ?」
朝来「清十郎くん!?」
急に視界が悪くなり俺は自分でもどうなっているのかわからない。
一体、どうしたのだろ!?
朝来「誰か来て!!」
柊「どうしたの!?川上君、冷や汗凄すぎ!」
細川「とにかくソファーに!!」
気力で意識を保ちつつ自力で歩こうと俺は試みたけど…。
細川「ちょっ、無理しないほうが…。」
金沢「…っ!?」
朝来「川上くん!!」
なんとかソファーにたどり着いた俺は遂に力尽きた。
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