キセキ幼稚園のパイナップル組2

「あ、緑間先生おはようございます」

「あぁおはよう」

「何か今日はいつにもまして嬉しそうですね」

「そ、そんなことないのだよ」

「そうですか…」今焦りましたね

大方、昨日は休んでいた高尾くんと会えるからだろう。
トコトコと可愛らしい足音が聞こえてくるとその音の正体はそのまま緑間先生の足にしがみついた。

「高尾くんおはようございます」

「くろこせんせぇおはようございます」

にこりと笑う高尾くんはそれはもう可愛い。

「しんちゃんおはよう」

「朝から元気だな、おはよう」

おい、緑間先生、顔。顔が恐ろしく緩んでますよ。そのままだとただの変態ですよ。

「緑間先生、嬉しそうですね」

「なにっ!? 別に嬉しくなどないのだよ」

「?」

何がなんだか分かっていないようできょとんとした顔で緑間先生を見つめる高尾くんと動揺しまくりの緑間先生。何動揺してるんですかやめて下さい、目に毒です。

「それはよかったですね」

「何が良いのだよ、俺は別に嬉しくないと…」

「しんちゃん、おれがいるとうれしくなくなるの?」

「うっ! 嬉しくないわけないのだよ! 嬉しいどころか今にでも踊り出しそうだ!」

「おどるの? ならいっしょにおどろうよ」

ツンデレのツンが少な過ぎますよ。デレが多過ぎて怖いです。高尾くん危険です逃げなさい。
朝からどうしてこんなもの見なければならないのでしょうか。

「火神先生、本当にあの人どうしましょうか」

「ほっとこうぜ、下手に関わらないほうがいいだろ」


















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